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2016.04.17

耐震改修_屋根の軽量化

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工事前の状況 和瓦・土葺き

最初に、4月15日、16日に大きな被害をもたらした熊本地震で被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

 

 

この度の地震は、あの阪神淡路大震災と同規模の地震が前震のあとにやってくるという、非常にめずらしい形態であったため、あとは余震だからと安心されていた一部被災者の皆様に多大なる被害をもたらしたことに、本当に驚いております。

 

 

 

残念ながら遠く兵庫からでは、できることが限られますが、一日も早いご復興をお祈り申し上げます。

 

さて、今回は、今年に入り着工していました屋根の改修工事が完了(補助金の実績報告まで)しましたので、その様子を簡単ですがご報告させていただきます。

 

 

 

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和瓦の撤去 下地は、重い土葺

本件は、兵庫県の簡易耐震診断を受けられた建物で、倒壊の危険があると判断された建物になります。

 

平屋建て部分と、増築された2階建部分からなりますが、構造的には別の建物です。

 

簡易耐震診断の結果を受けて、お施主様と打ち合わせさせていただいた結果、屋根の痛みが出てきており、葺替えが必要な時期になってきていることから、構造部分の補強前に屋根の改修、軽量化を優先して図ることしました。

 

 

写真の通り、既設の屋根は、土葺きの和瓦葺きのため、とても思い屋根となっていました。

 

今回は、この和瓦と葺土をすべて撤去の上、構造用合板で下地を補強して軽量の屋根葺材に葺き替えることとしました。

 

 

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どんどん手作業で撤去していきます!

工事は、屋根瓦を手作業で撤去、その後順次葺土を撤去していきました。

 

葺土まで綺麗に撤去された後、構造用合板で屋根下地を補強して、防水シートを全面に張っていきます。

 

一部瓦を撤去した結果、野地板、垂木に腐食した部分が確認されたため、垂木の取替とともに、野地板張替を行い、その上に更に構造用合板で補強を行っています。

 

 

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腐朽等発見された場所は、きっちり補修しておきます!

 

こういう機会でないと、垂木の補修などは難しいので、屋根の葺替え工事を行われる際には、多少ご予算に余裕をもって着工しておいて、補修が必要な箇所が出てきた際に備えておかれることは、とても大切だと思います。

 

こういうところだけは、後回しにできませんので、十分ご準備ください。

 

 

今回の屋根葺き材は、ケイミューのROOGAという材料を使用しましたが、デザインは和瓦風の雅というものを選択しました。

 

下地となる防水シートは、遮熱ノアガードⅡという高分子系下葺き材を選択しています。

 

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遮熱の防水シートで暑さ対策もばっちり!

和瓦の土葺屋根から、軽量の屋根葺材に変更するため、夏の暑さ対策も検討した結果です。

 

ただし、ちょっとお値段がお求めやすいとは言いがたいところが・・・なのですが。

 

下葺き材のほか、谷樋などの施工が完了後にすべての屋根葺材を施工して屋根工事は完了となります。

 

 

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工事が無事完了しました。

 

今回は、遮熱防水シートと組み合わせる形で換気棟も採用しており、夏の暑さ、湿気対策にも配慮しました。

 

 

屋根葺き工事が完了後、細部のシーリングや雨樋工事、TVアンテナの復旧などをして、最後に足場を撤去、清掃、確認して工事完了となりました。

 

以上、ごくごく簡単な屋根葺き、軽量化工事のご報告です。

 

 

 

 

なお、この屋根の軽量化工事に対しては、兵庫県の耐震改修工事費補助三田市さんの上のせ補助が利用されています。

 

今後、自己資金で建物本体の構造補強も検討されているところですが、一度に全てできなくても、このようにできるところ、大切なところからなど、優先順位をつけながら少しづつ耐震改修を行っていくことも可能です。

 

家が古いからとか、資金的だめだと諦められる前に、一度ご相談いただけましたら、ご一緒に何か解決策を探させていただきたいと思います。

 

昭和56年以前の建物の場合は、まずは簡易耐震診断を受けて見られることからはじめられてもいいかと思います。

 

ただ、補助金を活用した耐震改修工事を行う場合は、各種申請、審査等が必要なため、非常に時間がかかることが通常です。

 

余裕をもって取り組むことができるよう、お早めにお声がけいただけましたら幸いです。

 

以上、耐震改修の屋根の軽量化工事のご報告でした。

 

 

 

兵庫県、三田市の耐震診断、耐震改修、補強工事、助成制度等関しても、お気軽にお問い合わせください。

 

簡易耐震診断、耐震改修の計画策定等は弊社併設の一級建築士事務所で対応させていただけます。

 

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